「西宮北口駅の『開きっぱなしの踏切』の謎を解明!なぜ一日中開いているの?」

兵庫県西宮市に位置する阪急神戸線・今津線の西宮北口駅。ここには一日の大半で開きっぱなしになっている不思議な踏切があります。その名も「球場前踏切道」。この記事では、そのユニークな運用と名称の由来について解説します。

なぜ「開きっぱなし」なのか?

西宮北口駅には、ほとんど閉まることのない二つの踏切があります。その一つが「球場前踏切道」であり、もう一つが「西宮北口南踏切道」です。これらの踏切が開きっぱなしである理由は、駅の構造と今津線の運行形態にあります。

かつて今津線は今津~宝塚間を通しで運転しており、西宮北口駅で神戸線と平面交差していました。しかし、1984年に今津線が分断され、2010年には今津線の南側が高架化されました。現在では、3両編成の電車がわずか1.6kmの区間を行き来するだけになっています。

「西宮北口南踏切道」の役割

「西宮北口南踏切道」は今津南線のホーム下に位置し、車庫との行き来を行うために設置されています。この踏切を列車が横断するのは早朝と深夜のわずかな時間だけです。そのため、一日の大半は開いており、地元住民から「開きっぱなしの踏切」と呼ばれています。

「球場前踏切道」の名称の由来

「球場前踏切道」という名前からは、甲子園球場を連想する方も多いでしょう。しかし、この踏切は甲子園球場からはかなり離れています。名称の由来については、阪急電鉄の公式YouTubeで公開された動画で触れられています。詳しい由来や背景について興味がある方は、公式動画をチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

西宮北口駅の「開きっぱなしの踏切」は、独特な運用形態と名前の由来に興味を引く存在です。地域住民にとっては日常の一部ですが、その背後には鉄道の歴史と運行形態の変遷が隠れています。次回、西宮北口駅を訪れる際には、ぜひこの踏切に注目してみてくださいね。

Follow me!

  • X